阪急西院駅と京福西院駅がエレベーターでつながりました!

 阪急西院駅の1日の乗降客数は平均4万1936人(2015年度)もありますが、バリアフリー化が遅れていました。  「交通バリアフリー法」では、1日の乗降客が5000人を超える駅では2010年度までに、エスカレーター、エレベーターの設置が義務付けられています。しかし、罰則規定がないため、駅構造やコストなどの面から見送られているケースが多くあります。
 阪急西院駅のバリアフリーの要望は、大変大きく20年以上前の、かとう広太郎元議員の時代から、かみね史朗府会議員や地元の「住みよい西院学区をつくる会」のみなさんと粘り強く取り組んできました。
 大変多くの乗降客が狭い階段に、重い荷物を持った方、小さい子ども連れの方や高齢者、妊婦さん、学生さん等がひしめき合い、危険な状態で、現に転落事故なども発生しています。
 こんな状況のため、わざわざエレベータのある西京極駅までタクシーに乗って阪急を利用している方もあるほどです。
 駅頭で取り組んだ署名では、多くの方が列をなして協力していただいたり、地域をまわって集めた署名等、2429筆の署名も積み上げ、毎年のように阪急電鉄や京都市に申し入れ懇談を繰り返してきました。
 「交差点直下の駅で、地下埋設物が多い」「エスカレーター、エレベーター設置の用地がない」「駅構造上不可能」等、との回答に対し、具体的な提案等も行い交渉を続けてきた結果の成果です。
 今回は、嵐電西院駅の嵐山方面、四条大宮方面行ホームと阪急西院駅ホームを結ぶエレベーターの運用開始となりました。
 ホーム西側の既存の駅舎ビルを改築し、改札を地下化し多機能トイレの整備、エレベーター(3基)の設置生活支援機能の整備が行われます。完成は平成31年度の予定です。

(更新日:2017年04月03日)